MASTERキートン

”人は、どんな所でも学ぶことができる、

 

             知りたいという心さえあれば。”

 

私は、この言葉が好きです。

 

これは、浦沢直樹さんの「MASTERキートン」という漫画の

 

主人公キートンの恩師、ユーリー先生が言った言葉。

 

作中キートンは、本職である考古学の研究そっちのけで

 

(もちろん本望ではなく)、研究費や自身・子供の生活の為、

 

保険調査員として探偵のような仕事で世界の色々な場所を転々と

 

します。

 

そこで、ふと「何をやってるんだ、自分のやろうとしていることは、

 

こんなことじゃないのに」と何度も自分を責めることがあります。

 

しかし、保険調査員として世界を旅する中、その場所場所で

 

実は、自分が研究しているドナウ文明起源説(人類文明の起源が

 

ドナウ川にあるという説)に繋がる文化やモノがあることに気づきます。

 

そこでキートンは、「知りたいという気持ちさえあれば、どこででも

 

学ぶことはできる!」と何度も思うんです。

 

そこに私も共感するし、そうだよなぁと気づくんです。

 

知りたいという気持ちは、誰にも邪魔されず、誰かに奪われるということも

 

ありません。もちろん、時間も場所も関係なく。

 

だからこそ、戦争や紛争で物理的な破壊が繰り返されても

 

文明や文化は途切れることなく、続いているのだと、私も思います。

 

どんなに、自分を取り巻く状況が変わろうとも、自分の知りたい、

 

学びたいという気持ちさえあれば、学ぶことはできる。

 

その気持ちを持ち続けることこそが、大事なんですね。

 

自分に迷いが出まくりの私にとって、ユーリー先生のこの言葉は

 

自分のお守りみたいになってます。

 

やりたいことを諦めたり、躊躇してる方、

 

ちょっとだけ時間を作って、「MASTERキートン

 

読んでみて下さい。

 

読むのに少し時間がかかりますが、オススメです。