選挙に行くってメンドクセェかい?

選挙?すまん、忙しくってムリ。

これが、昨年まで私が思っていた本音。

もちろん、選挙が大事なのは百も承知である。

だが、子供の為に明るい未来を。老後に安心した生活を。

よくある選挙の決まり文句が一ミリも頭に入ってこん。

 

は?今を生きるのに必死なんですけど。

やって今が変わるんかい?

そして分かりづらいんじゃい!

 

おじさんたちが、できもしない公約を掲げ、私に関係のない世界で政治が動いている、そんな感じで、関心持ってやってもなんも変わらんっすよ、と決めつけに

かかってました。

しかし、今そんな私が期日前投票に行ったんです。

フォウ! 明日世界滅亡しちゃう??

理由は、このコロナが始まってから傍観者から当事者になった。 

そんなとこでしょうか。

コロナが始まり、選挙で選ばれた人たちから出た担当大臣がコロナ対策を

しているのを見たのがきっかけ。

さらに、ダメージを受ける飲食店に商品を卸しているわが社も

かなりなダメージを受け、支援金を受け続けながらなんとか乗り切るしか

なかった1年半。

 

様々な書類を提出し、わからないことを調べ、問い合わせし、意外にも

行政とかかわることが多かった期間。

ワクチンが始まり、医療従事者や高齢者から接種している時は、

また再び傍観者になったものの自分や自分の子供が接種対象になった時、

また当事者に戻り、悩み、沢山の情報を読みあさり決断していきました。

 

その時なぜ、日本は諸外国と対処が違うのか。

なぜ、私たちは今この決断を迫られているのか。

誰が、これを決めたのか?

 

今までは、疑問に思っても、

「ま、関係ないし、いっか」とか「へぇ。大変だねぇ」

と、本気にすることもなかったし、所詮、自分には関係ないというのが

お決まりの考えでした。

しかし、今回はいろんな意味で生死を分ける崖っぷちに

自分自身が立たされ、決断するようなことが実に多かった。

自分だけではなく、自分の子供の命にもかかわることかもしれない!

そんな危機感を大げさかもしれませんが今回初めて感じたんです。

そんな中、「誰がこれどうやって決めたの?」という

怒りにも似た感情の裏に、「選挙行ってないのにそんな事言える?」

というもう一人の私がいました。

人間、アホなもんで(私だけか?)自分が実際、当事者にならないと

ちゃんと考えないし行動できないもんです。

今回のコロナのお陰で私は、ちゃんと政治と向き合え!と

ビンタをくらいました。

投票については、わからないことも多く、街頭演説を聞いても

ピンとこなかったので、ネットで公約を調べたり、自分で調べた

情報をもとに自分の考えに少しでも近いものをと投票しました。

投票する人がいない、自分の考えとはまるで違うなどの

「こういう時はどうすればいいんだ?」

という疑問もあったので、インターネットで一番わかりやすいものを

拾っては読みました。

私が参考にしたのはこちら↓ ↓ ↓

 

約5年前、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた時

書かれたものです。

私、高校39年生(ヤダ、自分で書いてあまりのひどさにドン引き)

ですが、これくらい優しい方がすんなり理解できるもんです。

結局、期日前投票だったからか、ものの3分で投票は済みました。

何がメンドクサかったんだ?と私の頭の上には???がいっぱい出てきました。

ただ一つ、この選挙の投票方法について引っ掛かったことが。

期日前投票って、選挙のお知らせの裏に宣誓書を書かねばならず

それを見ると期日前に投票する理由として仕事、病気、当日不在などなど

なんかそれらしいことがあるんで期日前投票するッス!とチェックを

入れないといけない。

大抵の投票は日曜日ですが、日曜日仕事がなくても、病気じゃなくても

旅行じゃなくても、忙しくて行けない人っているんです。

子供は連れていけばいいじゃん、とかそんなもんじゃありません。

気持ちが投票所まで行けないんです。

だから。

別段、スゴイ理由がなくても期日前投票できるようにしてほしい。

政治に向き合いたいと思う人が、行ける時にいつでも投票できる

そんな選挙なら少しは投票率は上がるかもしれません。

少なくとも、思いのある人の意志を無駄にしない工夫が

選挙には必要なんじゃないかと、柄にもなく思っちゃった

44の秋。(ヤダ、すごい歳くってる)